日国フォーラム目次へ戻る
第138回 2006年2月13日
これまでの問題
問題686
「外錦〈そとにしき〉」「外窄〈そとすぼまり〉」意味は?
外錦は外の世界つまり世間に対して見栄をはること、世間体をつくろうことです。外窄は逆に外に出ると意気地がなくなることをいいます。
問題687
袴〈はかま〉のももだちや衣の折り目のことをなんと言うでしょう。それは現在でもよく食べられている食品の名前にもなっています。
「そば(稜)」です。物の角、稜線、稜角ですね。峙〈そばだ〉つ、聳〈そび〉えると同源の語です。もちろん食品は蕎麦。蕎麦の実には鋭い三つの稜があるので、「そばむぎ」ともとは呼ばれていました。胡瓜〈きゅうり〉も「稜瓜〈そばうり〉」と呼ばれていましたが、表面に疣の多いことからの命名と思われます。また「そば」は「ぶな」の古名ですが、その実つまり栗が蕎麦の実と似て三稜を持ち褐色であることから、このように呼ばれたようです。
問題688
「蕎麦屋の徳利」「蕎麦屋の湯桶」のそれぞれの意味は?
蕎麦屋の徳利は、屋台の蕎麦屋ではだしの入った徳利を屋台に括りつけていたところから、括りつけられていること、足止めをくっていることを言いました。また徳利が縄で括られていることを「縄巻〈なま〉け」といったことから、なまけていることも言いました。蕎麦屋の湯桶は、蕎麦湯を入れた湯桶には、すみに尖った口がついていることから、人の話にわきから口を出すこと、またその人のことを言いました。
問題689
「そら」の同訓異字を挙げてください。
空、虚、天、宇、宙、蒼、昊、霄などです。
問題690
「〇欠伸〈あくび〉」「〇急〈いそぎ〉」「〇労〈いたわり〉」「〇一味〈いちみ〉」「〇鼾〈いびき〉」「〇腕」「〇拝〈おがみ〉」「〇不聞〈きかず〉」「〇起請〈きしょう〉」「〇喧嘩〈げんか〉」「〇鞘〈ざや〉」「〇お辞宜」「〇斟酌〈しんしゃく〉」「〇世辞〈せじ〉」「〇寺入〈でらいり〉」「〇泣」「〇値」「〇箸」「〇病」などの〇には共通の一字が入ります。さてそれは?
実体のない、間違った、偽りの、うわべだけの、といった意味の「空」です。空腕は実力がないのにする腕自慢、空不聞は聞こえないふりをすること、空鞘は刀を長く見せるために、実際の刀身よりも長く作った鞘、空寺入は偽りの出家、空箸は一度箸をつけたものから、とらずに引いてしまうこと(無作法とされた)です。
ホームページ | 購入の申し込み・資料請求はこちらから
(C) 2001−2007 Shogakukan Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.
掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。