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第115回
2005年2月28日
これまでの問題
問題571
「筋子」「素子」「冬子」「宗子」「晶子」「義子」「照子」「杏子」「郁子」「角子」「黒子」は、女性の名前ではありません。さてそれぞれはなにをさしているでしょう。
「筋子」は鮭の卵の「すじこ」、「素子」はいやしい身分の者をさす「すご」、「冬子」は冬に育ったシイタケ「どんこ」、「宗子」は一族の長となるべき子、「晶子」はガラス質の火成岩に含まれた微細な結晶粒「しょうし」、「義子」は義理の子「ぎし」、「照子」は鏡の「しょうし」、「杏子」は「あんず」、「郁子」アケビ科の「むべ」、「「角子」は上代の男子の髪の結い方「みずら」、「「黒子」は「ほくろ」です。
問題572
「昌昌」「章章」「昭昭」「悄悄」「蕭蕭」など「しょう」という音の同字を重ねたタリ活用の形容動詞は、どれも字義が強調された意味ですが、「種種」というのは、いったいどんな意味でしょうか。
この「種」は、漢音で「しょう」と読み、意味は髪がおとろえて、短くなっているさまです。
問題573
「常盤星」って、どんな星?
これは「じょうばんじょう」と読んで、意味は天秤の竿の基点にある目盛りの星。基点にあるから常磐なわけです。不動で重要なもの、また物事に執着することの喩えにも使われます。実際に計るときには、使うことはないので「無駄目」とも言います。無駄目はほかに、編物で、出来上がりの模様には関係しない目のことにも言います。
問題574
生態学で使う「消費者」は、なにを具体的にさすでしょう。
生態系の中で、植物を生産者とすると、それに依存して生活する生物、つまり動物をさします。そして緑色植物を食べる草食動物を第一次消費者、さらにその第一次消費者を食べる肉食動物を第二次消費者と呼びます。
問題575
「小便心」とは尿意のことなのでしょうか。
そうではなくて、はじめから買う気のない、ひやかし半分の心という意味です。「小便」には売買などの契約後に、不当にその契約を破ったり、違約したり、また物事を途中で止めるといった比喩的な意味がありました。その語源としては、欲張りのバリを小便の意の古語バリに通わせた、契約を先方から破らせるように仕向けて逃げてしまう「小便組」(妾奉公に出て、わざと寝小便をし、暇を出されるのをよいことに、支度金などを詐欺する女やグループ)の略、逃げる時必ず小便をして行く蛙(かわず)と「買わず」が音が通じることから言い始めたといった説があります。
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