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第114回 2005年2月14日
これまでの問題
問題566
「正月言葉」というのは、正月の祝いの言葉、改まったよそゆきの言葉ですが、縁起をかついで普段、使っている語のかわりに用いる特別の言葉でもあります。たとえば「茶」「寝る」「なまこ」などは正月言葉ではどのように言ったでしょう。
茶は「大服〈おおぶく〉」、寝るは「稲積む」、なまこは「俵子〈たわらご〉」です。
問題567
「蒸気乗」って、蒸気に乗る曲芸みたいなこと?
まさかそうではなくて、蒸気船の乗組員、特にぽんぽん船の乗組員をいいました。幕末に入ってきたこの初めての機械動力は、当時の人々によほど強い印象を与えたとみえて、蒸気機関を使った乗物などは、必ずといっていいほど「蒸気」の二字を冠しました。たとえば「蒸気飛脚船」というふうにです。また、「蒸気ポンプ」のように、本来なら「消火ポンプ」というべきところを、用途を示すことよりも「蒸気」のほうが優先されました。
問題568
「積極」「消極」の最初の意味は?
それぞれ電気の現在いうところの陽極、陰極を表わす翻訳語(positive pole ,negative pole)でした。それが中国語の「陽極」「陰極」にとってかわられ、明治中期に「積極的」「消極的」という言葉も生まれて、現在の意味で用いられるようになったものです。
問題569
「上下宿〈じょうげやど〉」って、どんな宿?
この場合の「上下」は、身分や階層の高い人と低い人を合わせたすべての人々という意味で、「上下万民」という場合の上下です。ですからこの宿はあらゆる人々を対象とする宿という意味です。しかし実際には旅人や日雇い人足などの泊まる安宿でした。
問題570
「小宰羊〈しょうさいよう〉」というのは、ある食品の異名ですが、それはなんでしょう。
豆腐です。、ある質素をむねとする小宰(下級役人)が、その任地で羊の肉のかわりに豆腐を食べたところから、その地の人々が豆腐を小宰羊と呼んだという中国の故事からきた異名です。
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