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第107回
2004年10月25日
これまでの問題
問題531
「湿舌〈しつぜつ〉」ってなんでしょう。舌が湿っているのはあたりまえだけど。
気象用語で、南方から日本列島に舌状の形で入り込む湿った気流のことです。湿舌の部分ではしばしば大雨が降るので、天気図解析では重要なものです。
問題532
すぐに仕返しをする意味の「しっぺいがえし」の「しっぺい」とはなんでしょう。
禅宗で教導に用いる「竹箆〈しっぺい〉」です。竹を合わせたものを籐で巻き、漆を塗った弓に似たもので、これで打たれたのを、すぐに打ち返すの意から「しっぺいがえし」という言葉が生まれました。竹箆の印象は強いものがあったとみえて、「竹箆賭」(勝負事で勝った者が負けた者を指ではじき打つこと)、「竹箆口」(への字にぐっと結んだ口)、「竹箆下〈しっぺいさがり〉」(髷の形)、「竹箆眉」(眉の形)などの言葉も生まれました。
問題533
「七宝枕〈しっぽうちん〉」って、七宝でできた枕のこと?
ではなくて、牽牛と織女が相逢う七夕の夜に用いるという想像上の枕です。この「七宝」は七宝焼きではなく、仏語でいう七つの宝玉のことです。
問題534
「信濃兵衛〈しなのっぺい〉」「信濃者」といえば、信濃(長野)出身者への蔑称で、なにかの代名詞のように使われました。それはなんでしょう。
「大飯ぐらい」です。江戸時代、農閑期を利用して、江戸へ出稼ぎにきた季節労働者が多かったからです。「しなのもの三盃めからかんで喰い」といった川柳もつくられました。
問題535
「品文字〈しなもじ〉」って、どんな文字?
文字ではなくて、作庭における石を立てる形式の一つで、「品」の字の形のように配石することをいいました。
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