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第105回
2004年9月27日
これまでの問題
問題521
古く肉を意味した「しし」という語から生まれた動物の名はなんでしょう
「しし」は肉を意味するとともに、その肉を食べることのできる動物、つまり狩りの対象になっていた動物もさしました。当時は鹿や猪がその中心でしたから、それらを「しし」と呼びましたが、鹿は単独で「か」、猪は「ゐ」とも呼ばれていたので、「か」という動物の「しし」ということで「かのしし」が鹿自体をさすようになり、これから「しか」が生まれたようです(雄じかを夫鹿〈せか〉と呼び、これが変化して「しか」になったという説もあります)。「ゐのしし」は現在でもそのまま猪をさす語として使われています。「かもしか」も上代では「かましし」と呼ばれていたようです。
問題522
「ししゃも」は「柳葉魚」と書きますが、なぜでしょう。
その姿が柳の葉に似ているからです。ししゃもは秋、産卵のため川を群れをなして遡上しますが、アイヌの伝説では、川に散りゆく柳の葉を神様が哀れんで、川を行くししゃもにその姿を変えたと伝えています。語源も一説にはアイヌ語の「ススハム」からきたといわれています。ススは柳、ハムは葉です。
問題523
「したがう」と訓読する字を知っているだけ書いてください。
従、随、順、伏、若、服、徇、殉、倭、率、陪、扈、循、馴、遵、遜、賓、隷など、みな「したがう」と読みます。
問題524
「〇笑」「〇苦し」「〇崩る」「〇恋」「〇焦る」「〇心」「〇泣き」の〇には共通の一字が入ります。それはなんでしょう。またそれぞれの意味は?
「下」です。下笑〈したえみ〉は心の中で笑うこと、下苦しは心中が苦しいこと、下崩るは不安になること、下恋はひそかに恋慕うこと、下焦るも心中で恋慕うこと、下心は心の中、下泣きはひそかに泣くこと、つまりこの下は心、あるいは隠されて見えない部分という意味です。
問題525
「下帯」は装束の下の小袖に締める帯ですが、「下帯の」で枕詞になりました。どんな言葉にかかる枕詞だったのでしょう。
「別れて逢う」「めぐりて逢う」です。帯はいったん左右に分かれて、結ぶ時にまた合うからです。
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