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第103回 2004年8月23日
これまでの問題
問題511
「時間」は、初め英和辞典ではどんな英語の訳語とされていたでしょう。
spaceです。1873年発行の『附音挿図英和字彙』の初版にはspaceの訳語として「間」「広」「空所」「間隔」「字隔」とともに挙げられています。明治初頭、timeの訳語としては「時」や「時刻」が用いられていました。
問題512
「字眼」って、どんな眼?
その詩文の良し悪しを決定づけるような文字のことで、「詩眼」ともいいました。「眼目」の「眼」の字義に近いわけです。ちなみに「時眼〈じがん〉」というのは、その時代の人々の眼、その当時の人々の、物を見分けたり見抜いたりする力、眼力のことです。
問題513
「あれしき」「これしき」「それしき」の「しき」に漢字を当ててください。
「式」です。事情や有様、様子の意味は、漢語の「式」にはなかったのですが、十三世紀後半から「散々」「不便」「言語道断」などの様態を表わす語句をうけて「……式」のかたちで使われるようになり、慣用化し、接尾語化していき、このように代名詞にもつくようになったのです。
問題514
「四器」は、古代中国の儀礼で用いた四つの道具の意味のほかに、正確な形を決めるのに用いる四つの道具もさしました。それはなんでしょう。
「規(ぶんまわし)」「矩(さしがね)」「準(みずなわ)」「縄(すみなわ)」の四つです。
問題515
「鴫蛤〈しぎはまぐり〉」の意味は?
鴫と蛤が争っている間に、両者とも漁夫に捕らえられてしまったという話から、利を争っている間に第三者に予期しない利を占められること、つまり「漁夫の利」のことをいいました。
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