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多分、そうなんだと思いますね。『大日本国語辞典』の宣伝パンフレットによると、大体明治二十五年から約六年間、資料や参考書を収集したということですね。それから、その後五年間で索引を作成したということが書いてありますね。
ここに『書誌学』という雑誌の昭和十一年の七巻二号に祖父が出した『我が蒐書の歴史』というのがありまして、どうやって本を集めたかということが書いてあるんですね。これを読みますと、浅倉屋という書店が、東大に一番本を納めている。だから、これは浅倉屋という古本屋が非常にいいんじゃないかというので、浅倉屋から本を買うということにした。そのときに、大八車いっぱい、まず買う。それはどうも、あまりいい本はその中に含まれてなくて、それで約百円だったというんですが、その当時の百円は相当でしょうね。それを買って、もう一回、また一車持ってきたんで、これもあまりいい本はなかったんだけれども、七、八十円でそれも全部置いていけといって、そっくり買ったというんです。
それで、三度目に来たときに、もう二回、これだけつまらない本まで買ったんだから、多分、信用がついただろうからというので、それからは選んで、いいものだけを買うようにしたと。こういうことが書いてあるんですね。そういう買い方を昔はしているようです。
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